約30年間続いてきた技能実習制度が廃止され、労働力して外国人労働者を受け入れる育成就労制度がスタートする。
「国際貢献」から「人材の確保と育成」に、技能実習生制度では難しかった転籍(職場の変更)も可能にする。
問題は少子化
身近なところでも地元の小学生の人数が30年前と比べて約半分しかいなくなっている。「人口オーナス」という言葉を聞いたことあるだろうか。子どもや高齢者に比べて労働力が少ない状況で、消費の低迷、社会保障負担の増加で経済成長が低迷してしまう。そう考えると、外国人を受け入れは、日本で生活し、お金を使ってもらう、もちろん必要な社会保障を支払ってもらう、社会、コミュニティを支えてもらう重要な要素となる。
時代、日本文化の変化
ただし、注意が必要だ。日本は幕末に行われてきた鎖国政策にあったように海外とは一定の距離を置いてきた。純日本人の生活をよしとしてきたからだ。オランダを例に聞いた話は、日本の優秀な人たちは国内に留まる、オランダの優秀な人たちは皆海外で活躍している。ゆっくり浸透してきた海外の文化がこの育成就業のスタートにより、異文化の受け入れが一層加速する。
例えば、日本の行間を読む文化、謝罪文化、時間遵守文化が外国人にとって当たり前でない。日本人同士以上にコミュニケーションをとって、考えを理解してもらう、相手を受け入れる気持ちが大切だ。
選ばれる国へ
そもそも論だが、日本で働きたいという外国人労働者はいるのだろうか。以前、ベトナムに行った際に伺った話だが、円安の影響、労働環境などから、競合国として韓国と台湾の人気があるようだ。韓国は賃金が高く、世界的に人気なKPOPが若者から人気の理由だそうだ。台湾は、ベトナム人が働く職場に必ずベトナム人を統括するベトナム人がおり、労働環境がいいこと、気候が近いことが人気の理由だそうだ。一方日本は、技術力が高い点が評価されているが、日本は「選ばれる国」になっていかなければならない。
個人的にはこの分野が身近な生活や経済面で発展していきそうな分野でとても興味がある。日本語教育などの問題も今後ブログにアップしていきたい。
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